BLOGブログ

  • TOP
  • /
  • ブログ
  • /
  • ー不動産のペット対応物件を選ぶときに知っておきたいことー

ー不動産のペット対応物件を選ぶときに知っておきたいことー

ペット対応物件が人気を集める理由

共働き世帯や一人暮らしの増加により、犬や猫などのペットを家族の一員として迎える人が増えています。それに合わせて、賃貸でも分譲でも「ペット対応物件」を選ぶ方が年々多くなっています。しかし、一口にペット可といっても内容は物件ごとに大きく異なります。ポイントを知らないまま契約してしまうと、「思っていた暮らしと違う」と後悔してしまうこともあるため、事前に基本を押さえておきましょう。

ペット可とペット相談可の違い

募集広告でよく見かける「ペット可」と「ペット相談可」は、似ているようで意味が異なります。一般的にペット可は、管理規約の範囲内でペットの飼育が認められている物件です。一方、ペット相談可は、ペットの種類や頭数、しつけの状況などを確認したうえで、オーナーが個別に可否を判断するケースが多いです。相談可だからといって必ずしも飼育できるわけではないため、事前に条件を細かく確認しましょう。

ペット飼育でよくあるトラブル

ペット対応物件でも、騒音やニオイ、共用部の汚れなどをめぐってトラブルになることがあります。特に犬の鳴き声や足音は、想像以上に上下左右の部屋へ響きやすいものです。ベランダでのトイレや抜け毛の飛散が問題になることもあります。トラブルを防ぐためには、しつけや掃除の工夫に加えて、入居前にどこまでが許容範囲なのかを管理会社に確認しておくことが大切です。

ペット対応物件を探すときのチェックポイント

ペットと快適に暮らすためには、「ペット可かどうか」だけで選ぶのではなく、建物や周辺環境まで含めて総合的にチェックすることが重要です。ここでは、実際に物件を探す際に見ておきたいポイントをコンパクトにご紹介します。

設備や間取りのチェック

フローリングの傷つきにくさや、ペット用の足洗い場、ドッグラン付きの共用スペースなど、ペット向けの設備が整っている物件も増えています。滑りやすい床は足腰の負担になるため、カーペットやマットを敷けるかどうかも確認したいところです。また、ケージやトイレスペースをどこに置くかをイメージしながら間取りをチェックすると、入居後の暮らしやすさが変わってきます。

管理規約やルールの確認

ペット対応物件には、多くの場合詳しい飼育ルールが定められています。代表的なものとしては、飼育できるペットの種類や大きさ、頭数制限、共用部での抱っこやキャリーケース使用の義務などがあります。違反すると注意や是正勧告を受けるだけでなく、最悪の場合は退去を求められることもあるため、事前に書面で確認し、守れる内容かどうかをしっかりチェックしましょう。

周辺環境や近隣の雰囲気

近くに公園や散歩コースがあるか、動物病院やトリミングサロンが利用しやすい場所にあるかも、ペットとの暮らしでは大切なポイントです。同じ建物内にペット飼育世帯が多い物件は、理解のある住民が集まりやすい傾向もあります。内見時には、掲示板や共用部の雰囲気、住民の様子などもさりげなくチェックしておくと安心です。

契約前に確認しておきたいポイント

ペット対応物件は、通常の物件よりも敷金が高めに設定されていたり、原状回復の範囲が広く定められていたりすることが少なくありません。後から「聞いていなかった」とならないように、契約前に費用面やルール面を細かく確認しておくことが大切です。

追加費用や初期費用について

ペットを飼育する場合、ペット飼育時のみ敷金を一か月分上乗せしたり、ペット飼育料として毎月の家賃に数千円が加算されたりするケースがあります。退去時のクリーニング費用があらかじめ固定されている場合もあります。表面的な家賃だけでなく、トータルでどれくらいの費用負担になるのかをシミュレーションしておくと安心です。

原状回復と退去時トラブルを防ぐコツ

壁紙のひっかき傷やフローリングのへこみなど、ペットによる損傷があると、退去時に修繕費を請求されることがあります。入居時に細かな傷や汚れの有無を写真で記録し、管理会社と共有しておくと、トラブル防止に役立ちます。また、爪とぎ対策として保護シートを貼ったり、サークルで行動範囲を区切ったりすることで、日頃からダメージを抑えることも大切です。

2025.11.21